境界から見る景色

はじめましての気持ち

物の神隠し




夏なので、不思議な話を


怖くないやつです


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たまーーーーに、


絶対ここにあるはず、なのに!!!


見つけられない💦


なんで😱⁉️


っていう、ゾーンに入る時があるんです。


そういう時は、


脳が見たい映像を予測・固定化してて


実は見えているけど、

ちょっと予測と違う向きだったりするから


目が滑って把握出来ずにいるんだろう、


と、私は客観視して


一旦、別の場所を見て👀から


もう一度 戻って探したり・・・


少し時間を置いてから、

もう一度、探したりします。


大抵はそれで見つかるのですが




一度、


どうしても説明がつかない


物の「神隠し」がありました。


小さな事だけど


私の中では七不思議の一つです(笑)



消えた物は、


黒色のフード付きのジャンパーでした。


実はその頃


持っている服がすご〜く少ない頃で


その冬に着ることが可能なジャンパーは

妊娠中だった事もあって、


それ一着💧


帰宅したら脱いで

ちょい置きする場所が決まっていて


お洗濯する以外は、そこが定位置、

という場所がありました。


そこから 忽然、と消えたのでした。


その場所は、棚の上だったので


あぁ、棚の後ろに落ちたのかな?と思って


確認したのですが


ありません。


つるっと何も無いのです。


目が滑りようもないサイズの服を


見間違いようがないのですが


あまりにどこを探してもないので


自分の脳を疑って


指差し確認で🫵「ない・・」


と自分にフィードバックしてみたり・・・


旦那にも伝えて2人で大探ししたけど

見つかりませんでした。


仕方なく、似たようなものの色違いを

買いました。


その時、ふっと


(・・黒はやめよう、) と思って

シルバーにしたのを覚えています。


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で、ある日忽然と、戻ってきました。


予想通りの


棚の後ろです。


正直、少しゾゾっとしました。


出産直前の頃に消えて

出産を終えて帰ってきて割と近い頃に


戻ってきたんです。



もし、この服が消えなかったら


破水をしたあの夜も


勿論、その黒のジャンパーを着て、

病院に向かったはず


でも、無くなっていたから

着てゆけなかった服でした



気楽に着回せて、

凄く気に入っていたのに


手元に戻ってきて


なんとなく


もう着ない方がいいのかも、と感じ


ありがとうね、と


処分しました。



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出産前のある日、


フリーペーパーの占い欄が目に留まりました。


ちょっと変わった言葉を紡ぐ

不思議な占い師さんでした。


出産月の占いだったので、気になって💦


読むと、


私の星座は


❶カルマの精算の月です。←( ;  ; )


❷赤い人が決断し、黄色の人が実行するでしょう


他のフレーズもありましたが

この2つが印象に残り、


覚えておいた方がいいのかもと感じて、

心に置きました。


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出産の時、


医師から「吸引分娩に変えた方がいいと思うがどうする?」と、問われ


一瞬、迷った私に


立ち会っていた、赤っぽい服を着た旦那が

すぐに「お願いしよう!」と言ったので


【私】 ( あ、赤い人だ・・・!!!😱)


と、分娩台の上で、思い出して(笑)


吸引分娩に切り替える事を、そのまま了承したのでした。




占いでは、実行するのは黄色の人・・・


実は、ずっと、その意味はわからなかったけど

(服も何もかも医師は黄色じゃなかったし)


これを書いてて


今、解釈がーーーー😆


黄色って


ひよこのイメージだ🐥


そう、


その先生、


後で知ったのだけど


一番下っ端の、若い女医さんだったの


態度はベテラン風を装ってたけど

実は、研修医上がりぐらい。


黄色の人が実行するだろう・・・の

占いの言葉の、黄色い人は


ひよっこ🐥医師って事かぁ💡


すごーーーい💦 


当たってたんだ😱



因みに


赤い人、を思い出し


赤い人の決断を尊重したようで




実はその前に


私の視点も積み上がってて


赤い人、は、二つ目の要素だった。




好感を持ったベテランの助産婦さんの動きを

注視してたんです。


私のお産について



何かおかしい (触診もして)


と、


訝しく感じてるらしい、微かな「空気」を


分娩台の上から


陣痛といきみの間に察知していて、


その、助産師さんの動きを追っていました。




本来ならもう帰宅してゆく時間・・・


でも、帰らなくてまだいる・・・


申し送りを終えたはずなのに、


深夜勤務スタッフを差し置いて


あえて、


仮眠していたひよっこ先生を


自ら、呼びに行って・・・


私の産道の引っ掛かっている箇所を、


誘導して確認させていたのです。


その流れで


先生から吸引分娩の提案があった事を


見逃しませんでした。



➕プラス、赤い人!も現れたので



あ、これは、今、流れに乗るべきだと、


決断したのでした。




たった2・3回しかいきんでいなかったので


一瞬、戸惑い、迷いましたが



受け入れて、



吸引分娩に変更された後は


急に動きが慌ただしくなって


その後は、怒涛の


まな板の上の鯉、状態でした。




実は、この時、吸引分娩で


案の定、


かなり引っ掛かりが強くあったらしく


私は、仙腸関節を壊して


半年以上、まともに歩けなくなりました。




けれど


それぐらい、


引っ掛かりは、難しかったって事でしょう。


普通分娩を長引かせたら


多分、一晩放置されたんだろうなと

理解しました。


赤子は、苦しんだろうし


大変な事になったかも。


多分、最小限の負荷で

お産を終えられたのだと思っています。


あの時、不安や疑問を

放棄しなかった助産師さんのお陰と


自然分娩に拘らず、助産師さんの陰で動いてくれていた理由を信じて、


決断した自分の


リレーだったなと今でも思います。




あの時、


ベテラン助産師さんからみて


引き継ぐスタッフと先生も

頼りなかったんだろうな。


私の、こじれそうなお産との組み合わせも悪かったんだろうな。


だから、少し居残りをしてまで

道筋をつけてから


帰宅してくれた。



それを考えると、


本当に、ありがたくて。


命がかかった場所の


心のリレーが

運命を分けたような気がして


少しゾクっとするのでした。


運命が別れる時って


本当に些細な事だから。


入院して


あ、この人好きだな!✨と感じた心と

そのベテラン助産師さんの動きと意図、を


見誤らなかった自分と


赤い人、を思い出した自分を


たくさん、


たくさん、


褒めたのでした。




この時のベテラン助産師さんには、


後日、直接、


私:「あの時、吸引分娩を先生に(医者ね)勧めて下さったのって、〇〇さんですよね?」


私:「助かりました。あそこであれ以上放置されたら、限界で叫んでました。ありがとうございました。」と


こっそり、


御礼を伝えました。


ベテラン助産師さんは


(え・・・ 👀あなた、あの中で、それ、把握してたの❓❓❓ 何もの❓❓)


って感じで


一瞬、面食らって(笑)


その後


照れ隠しのように


私が、


陣痛時、叫ばなかった事や

上手くいきめていたことを


褒めてくださいました。


そのやり取りの中で、


助産師さんはその事にはあえて

肯定も否定もしませんでしたが、


だからこそ


空気の中に答えが見えて


あぁやっぱりそうだったんだなと


悟りました。


まぁ、言えませんよね。社会ルールで。

ひよっこ医師の判断ではなかった、とは。



私のお産は、


夜勤の引き継ぎ時に重なった

タイミングの悪さでしたが💧


だからこそ、見えた


ベテラン助産師さんの意図だったかも。


私に言葉では語らず、

黙々と行動していた助産師さんだったけど 




不安、疑問、に思った事を


放置しない、


自分のできる事、責任、を果たす


心ある方に


きっと私達は、救われたんです。



一番、御礼を伝えたい人でした。


絶対に言う、と心に決めて


休みが明けてくるのを待っていました。


直接、きちんと伝えられて良かったです。



そして、


こういう時に、


こういう人でありたい・・・と


バトンを受け取るのでした。





占いに戻りますが(笑)


なので、


正確には、



赤い人が決断した、ではなく

赤い人が、決断を後押ししてくれた、


が、正しいのだけど。



でも、今思っても



あの時の占いは


特別、不思議な言葉が並んでいた


不思議な占いでした。



私には、ありがたい、


出逢いものでしたが。





黒い服が


出産中に、忽然と消えていたのも


もしかしたら



お祓い???みたいな

身代わり、みたいな


ものだったのかな・・・



あの黒い服は、


「出産の時に着て行っては駄目よ!」


って


何ものか、が


手助けしてくれていたのかな〜って


思ったりしています。




私のお産は総合病院だったし


きっと


悲しみも

苦しみも

怒りも

絶望も

後悔も



渦巻く場所だったろうから



何故、


あの上着だったかは


もちろん、わからないけれど。




あの、神隠しの服だけは


真実です。



なんて事ない神隠しだけど


私の思い込みだけでなく


証人もいるし


誤魔化しようがない分


今でも、私の中では、大きな七不思議(笑)




不可思議な消え方、で


不可思議な現れ方をした


服だったのです。