境界から見る景色

はじめましての気持ち

すずめ

新海監督の 『すずめの戸締まり』を観た





介護諸々と家の所用と仕事を片付け


旦那が夕食を家で食べない日なので、


手を抜ける〜♬ と


夕方から ささっと一人で!映画館へ




凸凹息子は既に


友達と観覧済みなので


私も観たら


凸凹息子との話題にできるかな?


という欲と



主人公の少女の名が「すずめ」✨


というだけで、


リアルな雀が大好きな私としては


映画に呼ばれた気がして


この映画はスクリーンで観よう!と


決めていたのでした。




凸凹息子は 新海3部作の中で


「一番好きかな」、と言っていた。




へ?


天気の子に (恋に) 落ちた時より?と


意外だった。




息子曰く


色々な伏線が回収されていることと


込められているメッセージ的なものが


「すずめの最後のセリフで、なんか腑に落ちたというか、しっくりきたんだよね。」


と、言っていた。


へーーーー


ふぅーーーん


私は逆で


ラストで (何故あのセリフにしたの?)って


もっと他のセリフの方が・・・と、


引っかかっていたのだけど


でも、息子の色々な感想を聞いて


なるほど、と思ったし


新海監督の込めた想いに


息子は共鳴し、より添いながら観ていたけど


私は、息子より少し勝手に観ていたのかもな、


と思った。



でも、心洗われ、


現実を頑張ろう!と思えたし、


この日、


この時間に


観れて良かった。


きっと巡り合わせの映画でした。




映画とか


本とか


音楽とか



心に響く何かに出逢う意味は


きっと、禊ぎのようなものですね



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観終わって帰路に着いた時


スマホが鳴った。



母からだった




変な時間に鳴る電話は


いつも緊張する


大抵は、あまり いい事ではないから。



でも、いいことではなかったけれど


大して悪いことでもなく、ホッ💦



「支え(手すり) を持ってきてくれる人が来る日は、今日じゃ無かったの❓💢」←福祉用具さんのコト


あぁ・・・💧 (私のせい?)


「明日だよ。」


「テーブルに大きな紙に書いて置いてあるよ。昨日、母もカレンダーに自分で書いてたよ。」


テーブルの紙を見て、声を出して読みながら


徐々にトーンダウンしていく母。


苦虫を噛み潰した顔が、浮かぶよ・・・




今までなら、


思い込みでミスしている時は


アレ?おかしいな??となって


父が確認する提案をし


修正できたのだけど


もう、それも


父はしていないって事だな・・・


母が「人が来ない」とヤキモキしていても


放っておいたのだから。


もう恍惚の人のように映る父


母を追い越す勢いで


気力は落ち、呆けていっている。



寒くなったのもあるし


痛み止めをずっと飲み続けてしまったのもあるだろうし(ある種の痛み止めは呆けを誘発)


夜あまり眠れていない事も


関係あるんだろう。




母は、呆けても


人のせいにする性格は残ったから


あぁ、勘違いだったね〜では終われず


やり切れない空気を残してゆく。




でも、きっと


お昼寝もしないで


構えて待っていたのだろうから


可哀想か・・・




やり切れない分は


すずめパワーで洗い流した!




うまくいくか、わからないけど


ホワイトボードのスケジュール板を買って帰り


使えるように、あれこれ工夫する




彼らは 二人ともが 


こだわりが強く


新しい試みを なかなか受付ない人




だから、今までにも


今のうちに慣れておくといい


先を少しだけ見据えた


環境設定も


提案も


ただ、無価値なものとして


無数に、却下されてきた。



習慣になっていないと残らないのに


ほんの少しの差が


生活を支えるのに。


その負担は、私に。



悲しくもあり


正直、辟易もしたけど




もう、それも


ただの1つの現実だ、


という事で




再ルートをひたすら設定してくれる


有能なナビゲーションのように


次、次、次、と、考えていこう


そこには負を持ち込まない





苦しくなったり


腹が立ったり


悔しくなったり



やり切れない


切ない心は


『未来の私』に預けよう




多分、



全てが終わった時に


未来の私が


溜め込んだ


今の私の感情の「蓋」を開けても



きっと


違うものに変わっているはず



そう、信じられる




腐らせる為ではなく


醸す為に


蓋をするの





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あ、


あれ?


すずめの戸締まりと似てるかな




最後のシーンの


あのセリフ





もしかしたら・・・





やっぱり必然?



共鳴だったかな