境界から見る景色

はじめましての気持ち

外ご飯

以前、コロナ禍でも


老人の気分転換ができるように考えて、


テラス席を探して訪れた。

ここの素朴な定食が私は好きだなって思ったけれど、


父は人の温度を感じる個人経営のお店が好きではなかったから


心は動いていなかったのは、気づいていた。


あれから母と一度来たけれど


お茶だけで、食事はしなかったから・・・


ランチは、父と来て食べた以来だったな。

日替わり手作りのコロッケ定食


この日は、野菜コロッケ✨


ブロッコリー・玉葱・菜の花・人参・玉ねぎ・

パプリカ・しめじ・椎茸


ザ・シンプル❗️な、じゃがいもマッシュに


多種類の野菜が包まれ、


一つ一つの風味が生きていた。


マッシュには、塩も胡椒も感じなかった。


最初の一つは何も付けないで戴いた。


二つ目にチラッと少しソースを振って。



私は このお店が好き。


こういう、


家庭の味で、手をかけてもらったご飯を


外食で食べられる事が


本当に、ありがたい


最も贅沢なご飯は


身近な人に作ってもらう家ご飯な私にとって


1人だったけど、幸せなご飯だった



家から30分〜40分で


この景色の中に行ける事を知った時に、


父は面白がってくれるだろうな!と、予想してランチと共に計画した。


予想通り、


平野部から、こんな短時間で行ける場所に


こんな景色があったとは!と


新鮮に感じている姿が伝わってきた。


珍しく、ここに登ると言って


登って眺めてた。


この頃はコロナワクチンが始まる前で


まだ父は元気だった。


3回目のワクチンから、転がるようだったよ。


あの時、一緒にここに登った。


遠くばかりに


求めて出掛けた人達だったから


こういう灯台下暗し、も


老いたから、素直に受け入れられた。



老人が、長く車に乗らなくても、


遠くに来た気分になれる、ありがたい場所。


ちょこちょこ、ドライブで訪れた。


春の景色


秋の景色、と。





今回は、とあるお寺に行くと決めていて


この味と、景色を


一人で、辿った。





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ここ👇は土日はやっていない古民家カフェさん


だから 私達は出逢いが遅れたけれど、


もう、長く、愛されているお店だった。

人参のケーキと 人参のソルベ


珍しくしっかり甘い。


でも、洒落た風味。


ソルベが特に気に入った✨


素材の味を素直に感じるのに


微かに「謎」が残る味。


技あり。


工夫して、楽しんで


素材に向き合っているのがわかる味。


美味しかったです。



あるものを大切に、


コツコと空間とメニューと駐車場を


作り上げてきた感じのカフェだった。



お店を大切に思っているスタッフさんが


ここには集まっている事が、すぐ伝わった。


それは最大の魅力。


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古民家ご飯屋さん


👇は、ここの屋号がついた御膳・・・


屋号を掲げる場合は、


大抵は、自信があるものですよね・・・


【この中で唯一マシだったのはモズク酢。】




でも、これは


インスタ映え用で


多分、◯◯優先な御膳でした・・・




予約なし当日ご注文可能!というだけあって


どれも質の悪いお節のようだった。


久々に、呆れた。




お惣菜の ちょこちょこ盛りは大好き。


だから、つい注文してしまった。



このお店は初めてで


ある程度は、メニューの写真から


市販品も混ざる事は受け入れていたけれど・・


その日その日で、品揃えは変わります、


と、あったので



いくつかは、


作り手の心の見えるものがあるかな?・・と


期待した。



が、


一つも、ない!という😱




ここは古民家ごはん屋さんだけど


古民家で営業している、


普通の、◯◯優先なだけの飲食店だった。



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古民家、をキーワードに展開される


カフェや食事処を巡っているのは


半分、仕事だけど


趣味にもなってきた。




古民家を切り口に巡っていると


作り手の誠意や、


遊び心がみえる事が多い。


喜びは倍に。



私は、今回☝️のような


古民家お食事処は、好きじゃない。



こういう選択をする人がいるお店には


興味がない。




『古民家』のキーワードが


一つの「ふるい」だったんだけど、


流行りに乗った昨今、


こんな所も


これから増えてくるんだな。




大切な休日の


イベント的一食が


残念の極み💧



見極めてゆかないと