境界から見る景色

はじめましての気持ち

凸凹君と仕事

8日は、もうすぐ新しく始動する

うちの会社が参加・管理する物件へ行ってきた


この物件は旦那が関わって創り上げた場所。


去年の2月〜実家と姉との問題で

苦しくて苦しくて・・・


とにかく今は、もっともっと働きたい!と


本来、稼働させたら終了のはずだった物件を、


私の訴えを汲んで、ならば!、と

一店舗分を借りて運営すると同時に


施設全体の管理もすることになった


和の雰囲気の落ち着いた複合施設。


今日、準備に行っていて


一足早く営業を始めていた店舗の主さんお2人に出会った。


ん??? 


お2人とも私のアンテナでわかる良い人だ✨


フワッと気持ちが温かくなる


実は、自分の一言で広げた仕事だったが


心は沈んでいて、黙々とルーチーンをこなす

モードだった・・・


他店舗の職種を聞いて、まぁよくいるイメージの店主さん達だろうな〜ぐらいに醒めていて、全く期待をしていなかった。


それが、良い方向に裏切られた。


帰り道、旦那に


私:「良い人たちだね〜。気が楽になった。あの場全体が、明るくなった気がした。」


思わずそう言ったら


旦那:「選んだからね。施設オーナーと相談して、そこだけは譲らないように。」


面接にも関わったらしい。


素晴らしい。

私達が常々思っている事を

旦那は小さく叶えていた。



個人事業主さん達の中には

多分、優しい凸凹人が多くいる。



愛すべき凸凹個人事業主さん達を、応援したい



もう一つ始動してゆく予定の

フランチャイズがあるのだけど・・・




うん、やっぱり、人だね。


条件より、人で選ぼう

(そういう職種でもあるし)


人の持つ空気は 変え難い力だ。



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数年前、隣の県で

ゲストハウスを経営している方が、


発達の凸凹さん達を雇用していると

TVで放送されていた。


どんな採用なのか・・・謎だけど。


その時に、


凸凹息子「こういう会社がもっと増えるといいのにね。」と。


・・・お???と思った。


息子はこういう事を言葉にするタイプではなくて。


動いた心が見えた気がした。


私:  「んーーー、じゃあさ、凸凹息子が会社をつくって雇うってのは? 小さな会社ならできるよ。きっと。」


そう言っておいた。


多分、凸凹息子は、自分が雇用される側のイメージで話したのではない。


当時の中学校の色んな仲間を、想像していたんじゃないかな・・って気がした。


ピュアで型に嵌まらない仲間たちが、愛しかったんだと思う。


皆んなが、当時の中学校に通うように、

会社でも幸せに生きれたらいいのにって


言っているように聞こえたんだよ



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凸凹息子の中学校の校長先生が ((息子が卒業する年に移動になってしまった😢カリスマ校長先生・・!!!))


校長 『僕の夢は会社を作ることです。』


って言ったのを聞いた時も、


同じ事を、感じたの。


校長先生は、理由を一言も語らないまま

夢だけ告げていったけど、


その語らない一言の中に


「学校の子ども達が愛しいよ。潰されない仕組みがある会社を作りたい!」って、


気持ちがみえるようで


私には、一番、心に沁みた言葉だった。






校長先生の移動が決まって

最後に渡すメッセージカードにも


『校長先生の夢を覚えています。応援しています。』と書いた


生き辛い道を歩いてゆく子ども達を

憂いてくれる人がいて・・・


変えようとしてくれている・・・



多様性を認めた中学校を創り上げたように


新しい仕組みを持った「会社」も

校長先生なら生み出せるかも。


いつかきっと。



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凸凹息子は


どんな立ち位置なら働きやすいか

どんな職種なら働きやすいか


色々考える


まだ本人の意思は漠然としているから。


でも、


本人が選ぶものと

私達の予測は


そんなに乖離しないはず。


それを目標にしてきたから。


自尊心を育む、ということと

繋がっている



あるものを否定しないで

見つめる用意もできている。


最初、進路は高校に任せようか?

とも思ったけれど、


今は、相談はしても 託さない、と


スタンスをはっきり決めた。


何故なら、


私達以上に真剣な人間はいないし


先生方は決して進路のプロではない、と

いう事も見切ったから (ごめんなさい)


当たり前の事だった。


なんでこんなに簡単な事を

間違えそうになってたんだろう


世間の普通、だからかな(苦笑)


一つの商品を(新人を)

世に送り出すプロジェクトと同じで


凸凹息子が商品だ。


本人の希望の方向で


多くの人に関わってもらって

意見もいただき

相談にも乗ってもらい

知恵も拝借し、

ロードマップを敷いて売り出してゆくが


放任しない


私達が一番本気な

プロジェクトの責任者だから


プロデュースってそういう事だ


真剣に分析して

多くの人が知恵を絞るほど


その商品の生き残る確率は上がるはず




進路を考えてゆくのも同じだなって思うんだよ