境界から見る景色

はじめましての気持ち

梅干しの甘煮



冷蔵庫の整理をしていて、ここ数年、冷蔵庫の上段にデンと鎮座している義母から貰った梅干しの瓶と向き合った。


確か庭の梅で漬けたというものだけど

凄く塩が強くてしょっぱくて、土用干しもしていない硬い皮で、紫蘇も殆ど入っていない色味がない土色の梅干し💧


酸っぱいものが苦手な家族では

なかなか消費する機会がなかった。


今の息子のお弁当用の梅干しがなくなったら、少しずつ千切ってお弁当のご飯に乗っけていこ〜と思ってまた冷蔵庫の奥にしまおうとして、


あ!と閃いた。


昔ーーーーし、きょうの料理の読者の欄で


田舎のおばぁちゃんが紹介していた

梅干しスイーツ✨


梅干しを塩抜きして甘煮して、

お皿に一粒乗せたら、さらに!!!

た〜っぷりのお砂糖と、これまたたっぷりの

味の素!!!を振りかけたものが

大好物のお茶請けだって書いてあった。


当時、今のような甘い梅干しはまだ流行ってなくて存在していなかったので


梅干しにお砂糖!しかも、味の素てんこ盛り!


その組み合わせに驚くばかりでした


でも、


そこに載っていたおばぁちゃんの笑顔が


とても とても 良い笑顔で✨


(あぁ本当にこの梅が好きなんだなぁ〜)って


伝わってきたんですね。


ちょっと食べてみたいなぁって思ったのが

何十年も前の記憶なのに


梅干しを見るたび、時々思い出すのでした。


今日こそ、あの梅干しで

ちょっとアレンジして試してみよう!


プツプツ楊枝で穴を開け

一晩水を変えながら塩抜きした


スイーツ?にはまだちょっと塩っぱいけど

まぁいいか!


血糖値に考慮して、お砂糖ではなく

ほぼ純粋なステビアと大さじ1の味醂とお水で

コトコト20分ぐらい。


甘く塩っぱい、コンビニやスーパーで買える干して潰した梅干しのお菓子?と、味は似た感じになりました。


これ、美味しい✨


少しつまんでお茶受け、な感じで

ゆっくり楽しんで戴こう



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タッパーは母が作ったお節料理。


お節のお重は、今年も注文だけど


母の今の唯一の創造的な活動が料理だから、

これは大事な仕事なんです


奪わないよう手はまだ出しません。


母は、お節を注文しながら、

結局年末までにお重が作れるぐらい

結構色々作っています。


お節を注文しておくのは


あるとわかっていたら

気楽になれるからだと思います。


今の母は、頼んであるから作れるんでしょう


その気持ちは何となくわかります。

いや、わかります。



紅白なます・クワイの甘煮・金柑の甘露煮


どれもお砂糖で甘いですが💧


もういつ食べられなくなるかわからない

母の手料理です。


ゆっくり少しずつ戴こうと思います