境界から見る景色

はじめましての気持ち

触れきって

心の底から


グログロした想いに触れきって


やってきた境地は




あの場所からは


想像し得なかった


穏やかな場所でした







そこには


彼らへの許しも含まれていて



ちょっと今はまだ


片隅で受け入れ難く


戯れに


元に戻ろうとすら、してみるけれど(笑)



やってみて


醒めて、


ばかばかしい、と


パッと手を離せます。




もう


許しているけど


生涯許さない




この相反する事が


私の中では整合性がとれて


矛盾がなくなった事が


心から


嬉しいです。




昨日はこの事を、母に話しました。




私の心の景色は


母には絶対に、分かりえないけど


私の空気


私の決意が伝わればいい。



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私が今、繋がりがある


ある意味 まともな人達は


誰もが、血族に起こった事を


「安っぽいドラマみたい💦」と


「ちょっと信じられない💦」


そう言います。




思わずそう言いたくなるような


ちょっとネジが外れた


出来事の連続でした





本当にね。


現実離れしててね。






でも、私は、知っていた。


血族に、あるものを。


ずっと苦しんできたこと、そのものでした。




不思議だけど


人が弱っている時ほど


あり得ない事を、する。




この理由も


心理状態も


今では、全て、言葉で語れます。


模索して掴んだもので


そうする事でしか癒されなかったから。


そこまで見切った、景色でした。




でも、流石に


家族の死期まで、利用する姿を


みたくなかったな。


みたく、ありませんでした。




誰もが傷になる。


やった本人もです。


わかりきった事だったから。




何とか知らないふりをして


せめて父が亡くなるまで


やり過ごさせようとしたけれど


阻止したかったけど


度が過ぎて、無理でした。



それほどの抑えられない


衝動だったのでしょう。


業です。


けど、


無意識のまま生きている限り


業とは、そういうものでした。




本当に


ただ、ただ、悪循環にあって


最悪を演じている・・・





どんなに取り繕っても


一瞬で伝わります。


でも、


自分を騙すこと、


飾る言葉で


ふりをする事には


磨きをかけてきた人達です。




一歩外の人達は騙せるのです


深く関わるつもりがない間柄なら


騙せちゃう。


ハリボテだけど一見まとも。


それも、苦しみの一つでした。




真実を見ていた


その内側にいる私を


踏み躙る事は


彼ら自身の良心も


踏み躙る事だったはず




馬鹿だよ・・・




でも、もう 許さないの



踏み躙らせない




母が


父の死で


ほんの少し揺らいで




生まれて初めて「恥じ」に触れ


その言葉を


喪主挨拶で口にしていました。


今更だけど。





もちろん、


その想いに常に触れながら


この先ずっと生きる事は


母には無理でしょう。



言った矢先に


恥でしかない生き方に


戻った母だったし


恥じない生き方が


どんなものか、すら、


きっと、もう分からないのです。




それでも


旅立つまでに、いくつかは、


自分の業を看取って


還って行けるといいね、とは、願います




自分の恥に


1ミリも触れることがなかった姉とは違って


揺れた母には


少しだけエールは送る気持ちになれました




でも、それも


これからもっと疎遠になる予定の


母の人生で


私ができる事はもう


あまりないでしょう。





昨日も、母がしようとしている


あり得ない一つの選択について


「それは恥だよ。」


「父も、実は母も貶める選択だよ。」と


伝えることができました。



母は一瞬、耳を傾けて


「やめようか。」そうも言っていたけど。



多分、結局は そうしたでしょう。



でも、それも、母の諦めてはいない道のりなのかも。そうだといいけれど、どちらでももう構わない。




私の言葉が


真っ直ぐ(通り抜けたとしても)


母の心に入ってゆくのは


あり得ない変化で感慨深いです。





数回でもこの瞬間を体験できて


良かったです


父がくれた贈り物でした。




彼らのような老人はもう


選択や行動は、変えられないでしょう



でも、せめて


心では、何かを掴んで


業を手放して


旅立ってゆきなよ、と


願います



呆けても、逃げられないんだな


やり残した事に、魂は苦しんでいるんだなと


父を看て思うようになりました




呆けると


家族には苦しみが伝わらなくなるし


家族や周りは、きっともう解らないからと

ある意味、楽になれますが


私は


呆けた人は、


表現を失った中で

感じているんだなと思います



逃げたものに、集中して

心だけでも向き合えるように

魂で向き合えるように


外界から自分を


閉じてしまうのが、呆けなのかも


そんなふうに感じています。



魂は呆けません



一つでも向き合えたら


一歩、良い死にざまに 繋がる事は


きっと、道理です




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まだまだ、手続きは終わらない。


亡くなる直前に


後に、すんなりいかなくなる出来事や

変更が多発したので。



それとは別に


弁護士さん案件もあり。


溜息・・・




早く、早く、早く、


実務的に


もう一つの山を越えた所に


到達したい


それまでは。



流されない、と決意する日々です