境界から見る景色

はじめましての気持ち

ばなな🍌さん



『よしもとばなな』さんの


メルマガをまとめただけの?シリーズの本を


久し振りに、数冊 購入した。




出版された時系列には読んでいなくて


パラパラ見て、気になった文章が


あったものを直感で購入。



彼女の「時」を 


勝手に行ったり来たりしながら


背景を想像して読んでいる。




きっとそれも、


ちょうどよく働いてくれているんだろう。


こういうシンクロってある。



本の内容には



はっとさせられたり・・・

涙ぐんだり・・・


よくわかんないなぁと思ったり・・・

ちょっと狡いなと感じたり・・・

これは文章テクで心がないと見切ったり・・




素直に、


色んな事を感じさせてもらいながら


読んでいる


ありがたい本。



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手に取ろうと思える「気軽さ」を


多分、意図している本。


それも、ありがたい。


そうじゃないと始まらない


でも、常に、越える必要がある私達





サラッと書かれる中味は


実は全く、軽くはなくて


何度も何度も、


たった1行を 自分なりに感じようと


なぞるように読み込む事も多々。




でも、そのあんばいも


ちょうどで、




奥深さと、


あざとさと、


傷ついたピュアな魂の叫びが


入り混じっている本



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少し距離を開けてシリーズを読まなかった間に


彼女があえて伏せてきた背景が


少しずつ開示されていた。




彼女が書くものが


私の心に染み込むように響く理由が


その開示で


わかる気がした。




ばななさんのお父様の最後の病も


私の父と同じだった。




こんな事まで一緒なんだ・・・


と、動揺した。




彼女の母とのエピソードも


彼女が母を語る時に


みえるものも




その関係性から負った


孤独や苦しさの種は


きっと似ている、と思った。





彼女が産んだ、


一人息子について語る時の言葉には


深く共感する。


私も一人息子だし




特に、子を持つ事で、彼女が得た実感と


今でも抱き続ける想い、


切実な熱量は




まるで、魂の片割れのよう、と感じるほど




似た人がいる。


それを知るだけで


少しだけ、


息が吸いやすくなる


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でも、


あの本はブログ本だから


世界が違う人には


本当に、


びっくりするほど、


読み難い本だと思う。



この本に意味はあるの??と。




私的には


ここまで潔く


自分のすべき最善に向かって


流されず、迎合せずに


表現している姿には


感動すらします。




創作ではない(小説)


素の「自分」を出した本に


その本だけが持つ力に


慰め、救われる人がいる事を


彼女は知っている



でも、開示して表現する事には


迷いも抵抗もあったでしょう。




作品にも影響する事だから。




でも、それを彼女は選んだ。




それは自分の存在意義と


ありのままの価値を


深く深く、信じ切る事でもあったでしょう。




恐れや苦しみ


たくさんの岐路があったはず。



その岐路で


ただ自分である事を、選択し続けた人。



私は、それが見たかった。



こうして


分かち合ってもらえる事に


感謝です。