境界から見る景色

はじめましての気持ち

凸凹息子の進路❸


想定外のところから急に現れた大学の

とある学部に惹かれて


きっとそこに行く事になるのだろう、と

7割は思っていた


ただ、ものすごくやりたい!と思う事が

見つかっている訳でもなく


漠然と『これ』と『これ』が興味がある


という感覚に


素直になった状況。



まだ、未来の自分の姿は

そこからは描けない状態・・・


学部も、大学も、


本当に そこでいいのだろうか???


とてもいい大学だったし、

集まる学生や教授の質が良かったけれど


小・中・高校を選ぶ時と、

同じ感覚で選んでいいのかな・・・


親の欲、(偏差値が合っていない)はもうクリアした。


本人が進みたいなら良いの。


ある意味、


あの業界で あの選択は、

強味にも変えられる可能性がある


良い選択!と思うようにさえ、なっている。



ただ、本当にやりたい事が定まっていないなら、


もう一歩、別のチャレンジをする機会、

もう少し、可能性を広げておく機会にも


出来るのに、という


微妙な想いはあった。


そんな時に初めて


こういう会社に就職したいな!というイメージを、初めて息子が抱いた。


息子の趣味である音楽に関連する会社だった。


彼は元々、裏方志向なので


絶対向かないだろうと思っていたサラリーマンも、選べてハマれるなら


向いているのかも、と思うようになった。


ならば、と


もし、その会社に就職するとしたら・・・


息子は


何の「技」を持って

どんな「肩書き」を持ったら


その会社にエントリーできて


選ばれる可能性が生まれるのか、


可能性を上げられるのか


情報を分かち合い、

一緒に可能性を探り、


話し合った。


完全にお互い心を動かしながらの

会話のキャッチボールができて


手応えはあった。


初めて息子は リアリティを持って、


自分の選択が及ぼす未来への影響や

今やるべき現実を見据える


きっかけになったようだった。




やっぱり『具体的』な←重要


「好き」「ひかれる」は、きっかけになる!




そんなこんなを過ごしている間に


進学説明会で2大学が息子の高校に

説明にきてくれて、


そのうち1大学の学部が


まさに、息子が興味を持った大学の学部だった


多分、その大学の事を、


去年の冬の二者面談で、

担任には話してあったので、


息子に対する配慮で声をかけて呼んでくれたんだろうなと思った。


ありがたい。


息子は友達にもその大学が候補だと公言していたので、周りの友達も興味を持ってくれていた


勉強嫌いが多いから、


実際に進学となると難しいかも知れないけれど


今は大学は「入れる時代」なので


行きたい人は、やり方によっては

どこかには潜り込めるでしょう。


仲がいい友達の中に、


同じ大学の受験仲間が増えると良いな〜と思っていた。


そんな時に、その大学側の話を聞けたワケで


気になって「どうだった?」と振ってみた。


息子 『〇〇と〇〇は興味が出たみたい。自分はなんか逆に前より興味が減った感じなんだよね。』


『え???😱 なんで!?』


『大学って研究者を育成するための機関なんだって。そういう学問を教えてゆくわけでさ。

自分は学科に興味はあるけど、研究したいほどではないし・・資格を取ってその業界で働きたい訳じゃないんだよね・・・』


『なるほど・・・』


と、受け止めておいたけど


この変化も意外だった。


仲の良い友達が興味を示した事、

一緒に通えるかも知れない事、より


きちんと自分の感覚を精査して


未来を考慮に入れて、考え始めていたから。


その姿に


ちょっと感動。




息子は群れたがりで


それを失う環境に対する恐れが、

まだあるのかもと思っていたから


高校と似た感じの大学に惹かれただけかも?

と、密かに思っていたのです。


もちろん、そういう面もあったと思うし


もしその選択が、今は優先なら

それも一つ。


ゆっくりいけばいいよ、と思っていたのだけど


友達の動向にも釣られずに👀


未来を考えられたなんて、


へーーーーーーーーーっ!!!!って感じ。



そんなこんなで、


選択肢に他の大学が浮上してきた。


息子が持っている資格がどこまで使えるか、

推薦は受けられるのか、


色々考慮して


息子が選んだのは




新しいキャンパスで


ちょうどいい大きさで←大きなキャンパスが嫌


専門職育成ではなく、そのエッセンスを

社会で使える感じに教える学部だった。


おぉ、なるほどね。


感じた事を、より満たす学部を選んだ。


ちなみに


教員免許は息子にはセーフティネットだから


「行くなら絶対とっておいて!これは出資者からの命令です。」と伝えてあったのだけど


前の大学の学部では英語以外の別の学科で取らなければならなかった。興味が薄い学科は息子には大変だろうなぁ〜とは思っていた。


でも、新たに選択肢に上がった、その学部では英語の教員免許が取れる。


なんか、うまーーーく色々な条件が


はまった選択になっていた。




ついでに、


息子が急激に興味を失ったのと入れ替わるように


今まで自信がなくて言葉にできなかった友達が


息子が以前に興味を持っていた、大学の学部に興味を持ち


第一希望の大学になった。



巡り合わせだね


息子の役割は、これもあったのかなと。


うまく回っているシンクロニシティって


こういう事だから




役目が終わったなら


多分、もう息子は 気が変わらないだろう


こう思ってみると


興味を失った大学も捨て難く・・・


『本当に、未練はないの!?』と


私が、未練たらたらと問いかけてみたりしたが


息子は『・・・ないね。』とあっさり。


そうなんだ💦


まぁ、いい大学を一つ知れて良かったよね


情報として心にあるだけでも、支えになっているはず


じゃ、目標が決まったから、まぁ頑張れ!と


思っていたら


本当に、


塾の先生と今の学力から達成する為の戦略と対策を考えて


勉強の進め方のロードマップを作った


自分で時間を割り振って


受験生になった。



でもね、今、学校が楽しくて


今の高校は勉強には全く力を入れないので


一般的な試験を受けてゆく受験生に比べたら、


勉強量は、圧倒的に少ないと思う


勉強以外に力を投入する高校から得るメリットも、その価値も理解しているし


今しかない体験だと思うから


高校3年になってから文化祭に向けて

軽音のキーボードを始めたり💦していても


友達との遊びも、全く控えていなくても


私達親も、全部大切だと感じるので


うん!全部諦めず詰め込んでみたら良いよ!




私達が感心しているのは


息子の高校は試験勉強という空気が皆無なのに

(周りの仲のいい友達は皆んな勉強嫌いだし。)


学年全体でも、大学入試を推薦ではなく受けるつもりで受験勉強している子達は


本当ーーーに、少数・・・


そんな空気の中で


自分を律して目標に向かえるのなら


成長だよなと、頼もしい。


マイペースがいい方向で出てきたし


仕上がってきたなと、嬉しい。






でも、あといくつか


大学見学はさせるつもり


見ておいて損はない。


感じておいて損はないしね。




もう一つ、息子の大学受験のモチベーションは


半分、大学途中からする予定の


ダブルスクールに気持ちが向かっているのもある


入学して


2年間で、細かな方向性を決めて


専科のダブルスクールをする(夜間の専門学校など)事を薦めたから。


ゆっくり育つ事を


とことん、支えるよ



あぁ、稼がないと💦