境界から見る景色

はじめましての気持ち

家族でいた夢




生きている父と


母と


姉と


過ごす夢をみた。



夢を夢だと気づいていないから


ただ、その場を味わっていて


もう二度とない瞬間だとは思わなかった。


目覚めて苦しいのに


最後の団欒かもと


もう一度目を閉じて


夢の中の父の面影を辿った。





でも、味わっていたのは


死後発覚した騒動を


姉が言い訳して認めず


それを暗に支持している


父母の構図、空気だった。




同じ苦しみを


夢で、また、再現した。



皆、家族は少し若い姿で、


私を除く3人に


都合よく


現実は捻じ曲げられて


私を踏みにじっても


その嘘が採用されてゆく、


いつもの家族関係だった。


私に我慢させればいい、


それで丸く収まる






そこにある心は


深い、悪では ないのだろう


彼らにとっては。


ほんのちょっと


人を傷つけている事に目を瞑って


何かを選択していただけ。




それでも


その何か、を固持する為に


逃避を繰り返し、


私を踏みにじる事に対して麻痺していくうちに




異常な世界になっちゃったね。


化け物が生まれちゃったね




人が化け物になってゆくのは


決して大きな悪ではなく


こういう


小さな事の繰り返し、


小さな繋がりだって


知ったよ。




誰にでも起こる


誰にでも、今、ある事。



でも、大抵の人は


越えられない


超えないまま


この世を終える。



そして何度も、繰り返す。


生を変えて。



それを 「業」という



側から見て


簡単に超えられそうに思う事でも


そうじゃない理由があるんだろう。


何世代、


何世紀、生まれ変わっても


超えられていないから


今ここにある。




それを思うと、


仕方がないのかもとすら



許しに近い感情を感じる自分もいる



黒い感情との狭間で。



全部を、見切るのです。




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先日、山梨に一泊2日で行ってきた。


田畑の土の改善の講座に参加したのだけど


田畑を持っているわけではなく。



興味はある分野だったので


その糸口から見える景色を感じたくて


今の私の生活に応用したくて。




まず、行くと決めて


動き、


行ってみて2日間の間に感じ、


受け取った事の全てが


私を 方向付けてくれたのを感じた。




そこからはっきりと


もう一つ


もうひと段階、


越えた。



深い深い諦め?は


いつもと違う気がした。




ただの諦め、ではなく


自分を信じる手放し、に なったのかも。




この差か、



そう感じた。



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家族の夢をみて、


悲しかったし悔しかったけど


夢から目覚めても


以前に比べたら


雲泥の差で


普通に過ごせることに、驚いた。



こんな夢、少し前なら


起きた瞬間からぐるぐるして


苦しくて 引きずっただろう。


数日 浮上できなかったはず。




でも、


今、夢として


みせられた。


私が、私に。




まるで


押し込んだものを浮上させて


解放しているような。


タイミングが「流れだよ」と、


知らせてくれているようだった。



今までと違うでしょう?と


教えられているようで



大丈夫な自分にすら


支えられている気がした。







死の直後は


受け入れられなかった現実だった。




でも、ただ 


ありのまま、みるなら


昨夜みた夢が「全て」だった。


ずっとずっと、そこにあったものだった。


それ以上でも、


それ以下でもなく。






今、ここから残された者で


それ以下、になってゆくドラマに




自ら 関わりにゆく事は


いくら見通せてしまうアンテナがあっても


もうやめよう、


そう思えた。




悔しさ


悲しさ


絶望も




消し去る事ができなくても




大切なエネルギーのかけらとして


私が


生かし切って


ここからの人生を創ろう




誰に評価される事がなくても


私が知っていて


私が抱きしめられるように