境界から見る景色

はじめましての気持ち

ちらし寿司 と ビビンバ

ちらし寿司。


実家で母は一度も作る事のなかった食べ物


そういえば、父母の親戚一同が集まる機会にも

一度もなかったな・・・

でも、旦那の実家の義母さんは、


上のような👆海鮮入りとかじゃなく、


昔ながらの、人参・椎茸・蓮根・干瓢・胡瓜・錦糸卵・桜でんぶ・などの 


素朴な『ちらし寿司』をよく作る人でした。


小さな頃、友達の誕生日会などでもよく見かけた系統です。


私は、ちらし寿司文化で育たなくて

開眼するのに時間がかかりましたが


最近、この素朴な美味しさに目覚めました✨


染みじみ、美味しい✨


海鮮系も、好きだけど


思い出したように、食べたくなるのは


素朴な昔ながらの ちらし寿司です。



画像はお借りしました。👇

ビビンバに目覚めたのは、早かった(笑)


二十代、外食を楽しみだした頃、

お気に入りの焼肉屋さんのビビンバが、


もう、大好きで💕


丁寧に一品ずつ、新鮮な野菜がナムルにされているのが 


よーーくわかる一皿でした。


お米も、ナムルも、


絶妙な調理で


ぴかぴか✨



ほうれん草

豆もやし

ゼンマイ

人参

大根


焼肉そぼろに

錦糸卵


海苔に胡麻


コチュジャン


キムチは入ってたかな?


ここのナムルは


酸っぱい味付けのものが一品もなくて


どれも絶品でした。


大根のナムルも、スープで煮てある

ごま油が香る、半透明なナムルでした


付いてくるワカメスープを

ひと匙くるりと回しかけたら


せっせと、混ぜる混ぜる!ひたすら混ぜる!


口に運んだ時の、幸せ✨


お肉よりも


ビビンバ目当てな私でした。



今はもう食べられなくなってしまったけど


今でもそのビビンバが


私の中の「基準」です。



ビビンバと言えば、石焼!

みたいになった感のある


石焼ビビンバも・・・


あれはあれで、別物として

美味しくいただくけれど・・・


私はお皿で出てくる、普通のが好き。


ピカピカなナムルを味わいたいし(美味しくないナムルなら、焼いて誤魔化した方がマシかもだけど)


トッピングの目玉焼きや生卵も


全体の味が濁るので、要らない。


卵なら薄く焼いて細切り、が良いな。


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ちらし寿司と、ビビンバって 


似ていますよね。


根底にあるものが。




高級食材ではない


身近な食材で ハレの日の料理を拵える。




一つ一つ別々に


素材に合わせて煮炊きして


それぞれ別々に味を整えてから


盛り合わせたり


混ぜて食べる。


手間暇かかっているんですよね。




全部一緒に 時間差で煮て、

全部一緒に 味を付けて、

ご飯に混ぜる事だって、可能だけど


そんな乱暴な事はしないのです。


何故なら、


両方とも


心が創り上げた料理だから



実は、似たような乱暴さで


お手軽ちらし寿司も

お手軽ビビンバも


作る事はありますが、

(どうしても食べたくて)


全然美味しさのレベルが違います


別物です。



豊かではなかった時代

身近にある食材でも喜ばせたい・・


そういう心が


繊細な差を感じ取りながら


手を抜かず創り上げた


料理なのですよね



本当に、


手間暇かけて丁寧に作られた 


ちらし寿司や


ビビンバは、


染み入るように美味しい・・・


めちゃくちゃ美味しい・・・


贅沢な料理だといつも思います