境界から見る景色

はじめましての気持ち

充電





どうにもならない人と


切ることができない縁の中で


もがきながら


最善を尽くしている



ある場所に立てば 憤りで


ある場所に立てば 哀しみだし


ある場所に立てば 愛情かも



私の心の中には


全部が同時に渦巻いている



私は、彼らに愛はあっても


愛する事はできない、と知っている。



私の中では


この言葉に矛盾はない。


1ミリも。




自分を裏切らない、という意味で


精一杯頑張るけれど


ちょっと


疲れた



人は


どこまで壊れてゆくんだろう




帰宅して


やり切れず 「息子よ、充電!」と手を広げる


息子、苦笑いしながらも


歩み寄って、ハグしてくれる。


が、不器用な


ふわふわーーっと心許ないハグ(苦笑)


「あのね、こういう時は、ぎゅっとしたら


トン・トン・ってするの、」と教える



いつか、誰かに、


心通じるハグが出来ますように。



充電は、私を醒めさせてくれる。



もう私の心まで、侵される事はない





私はいい親ぶったり


良い人ぶった事をしてこなかった。


ありのままを


ありのままに出し続けてきた。


でも、自分の最善の部分を裏切る事はしなかった。


自分がおかしいと思えば謝り


反省を伝え


変わる事で示した




だから、私が最悪の言葉を吐き出しても


息子は淡々と受け止めてくれる。


絶対に動じない。


私の苦しみも


知っているから。


そして多分、


私の中の善を、疑っていないから。



その動じなさを感じるたびに


救われるのです