ピーマンの味噌炒め
これはピーマンじゃなくって、
産直で買った長ーーーい「甘長ししとう」
本当に長かった!
アスパラより長く、ほぼ真っ直ぐ🙀
種もそのままブツブツ切って
甘辛の赤味噌炒めに。
ピーマン系の味噌炒めを作るたびに思い出す
友達のお家で初めて見た
ピーマンの味噌炒め、の衝撃✨
多分ピーマンなんだけど、
真っ黒な「何か」をこってり纏っていて
カレー皿に盛られた白いご飯の端っこに
その黒いピーマンが
唯一の、お菜として添えられていた。
半日授業で、給食がない土曜日、
友達と遊ぶ約束をしていて
帰宅後、多分菓子パンを、一口か二口かじっただけで、自転車で飛び出した私は
ゆっくりしゃべりながら帰宅した友達に
追いついてしまった。
「もう来たの⁉️」と呆れられた。
友達のお母さんは仕事でいないと知っていた。
気楽だったのだ。
作り置いてくれたお昼ご飯を「さっと食べるから待っててね〜」という状態の中で
初めて見た、
お昼ご飯のスタイルと
ピーマンの「何か」だった。
くったりしてツヤツヤのピーマンに
真っ黒な何かが、こってり、しっかり
まとわりついていた。
カルチャーショックというか、
何だか新鮮で、
おずおずと「美味しい???」と聞くと
友「ん?美味しいよ!◯◯◯も食べる!?」
屈託なく。
友は、よーーく食べる明るい子で
その真っ黒ピーマンをおかずに
白いご飯をワシワシ食べ進む。
その姿に
何かわからないけど、
とっても、わくわく✨したのでした。
帰宅して、興味津々に
友達が食べていたものを表現して
「あれはなぁに?」と母に聞きました
母は、「多分、ピーマンを八丁味噌で炒めたのね。この地方の人は味噌炒めもつくるらしいから。」
知ってはいたようでした。
母は生まれがこっちではないので、赤味噌は多用しないのです。
へーーーーーー味噌炒めかぁ・・・
私はピーマンも食べれないわけじゃないけれど好きでもない、基本野菜が得意でない人間なのに
何故か、友達が食べていた
あの真っ黒なピーマンには、
惹かれるのでした。
その後、私の母が
ピーマンの味噌炒めを作る事はなく過ぎて
結婚して、初めて作りました。
今では
夏になると繰り返し作る
定番の一品になりました。
食べる時は、
友達を思い出し
やっぱりご飯が欲しくなります。
今でも、あの友達の味噌炒めの
空気、ビジュアルの『ピーマンの味噌炒め』が
私の目標。
真っ黒な、甘辛なお味噌が、
上手にピーマンに絡んだ時は
あ〜上手くいった♬ ✨と嬉しい。
ちょっと油が多いと分離しがちで
足りないとイメージ通りに炒められない
案外、私の中では、難しいのです
上記の写真の『味噌炒め』の
甘味噌の絡まり加減も
野菜のくったり加減も
50点💦
キラキラ油の甘長に
まとわせる黒い味噌のイメージは近いけど
でも、もう少しくったり炒めた
田舎っぽい感じが目標
まるで、味噌の佃煮のような雰囲気漂う
あの記憶に近い一品になれば、最高 (笑)
友のお昼は、簡素な食事だったけれど
菓子パンやインスタトラーメンに
飽々していた私には、
新鮮で、惹かれるご飯でした。
友が本当に美味しそうに、満足して食べてる事が伝わってきたのが
何より わくわくした理由だったでしょう
実際、自分で同じような乗っけ盛りお弁当を持って仕事に行っていた時は
十分、至福💕な
シンプル弁当でした。
ピーマンも大好きになった大人の私は
季節になると
何度も繰り返して作ります。
味噌は、白味噌でも麦味噌でも美味しいけど、
記憶を辿って作る味なので
真っーーー黒に八丁味噌で作る事が
私には大事なようです。