境界から見る景色

はじめましての気持ち

嘘をつく人達 🟰【嘘をつけない人達】




私の父や母は、嘘吐きです


自分勝手だけど


極悪人ではないので


画策して騙すとか、そういう類ではないですが


自分の欲求を叶える為には


簡単に


当たり障りない自分に都合の良い


嘘をつきます。【追記: 無意識に限りなく近い嘘なので、嘘をついている事に責任を持ちません。状況でその嘘はコロコロ変わります。】


それで周りが困ろうとも


傷つこうとも


意に介しません。


そういう意味では、十分、悪人だけど


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【追記: 】


その反面、発達凸凹のあるあるで


『この分野では全く嘘がつけない』


という部分が混在していました。


基本のルールは、


自分の欲求が優先・満たされる事。


例えば気に入らないプレゼントを貰った時の反応などは、決して嘘をつけませんでした。


感じている想い、

主張したい想い、などもそう。


嘘はつけません。


彼らと付き合うには、


その両方を熟知して


背後を推し量るしかないのでした。



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長い間、彼らを見てきて


辻褄が合わなかったり


違和感を抱えて過ごす事が日常だった私は



嘘をつく人にとても敏感に育ちました。




一瞬で違和感を覚える事は多いです


一瞬で見抜けなくても


少しコミュニケーションを取れば


嘘をついているかどうかぐらいは

見抜ける自信はあります。




意図したわけでなく育まれた利点ですが


良かった面も有れば悪かった面もありました。


見抜いてしまえることは

苦しみでしかない事も多いからです。




今まで多くの


嘘をつく人を見てきました


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凸凹さんの中には


必要以上に、嘘をつく人が時々います。




かと思えば、その真逆で、


全く嘘がつけない凸凹人が


とてもたくさんいます。




凸凹息子は長い間、


嘘がつけない子どもでした。



一生そうなのかも?まぁ理解は出来るよ、と


思っていましたが


緩やかに発達して


今は、


必要な嘘は、


私よりずっとうまく


自然に嘘をつけるようになりました。


自分が嘘をついている事の自覚も持って


意図を持って


自分の選択でつく嘘は


基本は配慮や優しさで


たまに、ちょっとのズルで構成されていますw





定型発達の子どもは


小さな頃から (3〜5才)


嘘をつく事を覚え、


社会で試してゆくそうです。


それが、今の日本では


正常な発達のようです。




私も息子も


これに当てはまらないので


(ようです、)としか言えませんが。




凸凹人は


嘘をつく事を覚えるのも


ゆっくりで遅いタイプがいると思います




そのタイプの凸凹君が、


やっと嘘を試して覚える時期に


まわりは


出来るだけ率直に正直に


コミュニケーションを築く事を


教えられ始めている時期なので




そんな世間と逆行しながら


嘘をつく事を覚える凸凹人は


相当、周りが


正しく導かないと


何かが歪む気がします。




この横割り世界で


学ぶタイミングが違う、という事は


凸凹の大きなネックの一つです。




定型発達の子ども達が


正直になる事を学んでいる時期に



凸凹人は、心で何をどう想いながら


嘘をつく自分を


自己正当化するのでしょう




空気に逆行しながら。



時に、それが「歪み」になって


生涯残るのだと感じています



私は、必要な嘘は


自分の責任で


自覚して


嘘をつけるようになれる事は


幸運だったと思います


嘘は


優しさにも変えられますから。



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発達の凸凹さんの親の中には


自分の凸凹子どもが


嘘をついている事も知らない人がいます。



残念ながら


遅くに癖になった


嘘をつく習慣は


3〜5才の社会の嘘ではないので


現状の厄介さが増しています。




どうやって嘘をついているかも


察知しず、把握もできず


その嘘を、ただ信じて


振り回されたり


おかしな庇い方になっている親も


結構いる気がします



親として信じる、というのは


最低限示したい姿かも。




でも、


正直、状況的には


違うんじゃないかな・・って


思ってしまう事も多いです。




親の思いに何か思惑が混ざって


そうなっているのでは。




どう対応したらいいか


正解はないけれど。




関わらない、とか


理解して受容しているふり、


の逃避では?


それは、子の為にはならないのは


確かでしょう





嘘をつかれていることに


本当はどこかで気づいていても


関われない事は 


おかしい




嘘をつく理由を


知る事から逃げるのは


育児放棄だな、と思います



嘘をつく事は悪いことだと


私は思いません。


理由があるのでしょう


でも、


それが巻き起こす状況によっては


時には叱り


その嘘で


周りに何を引き起こしているか


実感できるよう教え




嘘をつかれて


痛みを覚えているなら、


隠さず、それを見せて




嘘をつかないで


コミュニケーション出来る方法を


違うやり方があるはずだよ、と


一緒に考えるのが



重要だと思います。



もちろん、


嘘は悪いものだけではないし


嘘をつけることは、一つの能力です


大事な、能力です。




私はそれも合わせて


伝え続けました。




必要以上に


嘘で切り抜ける方法ばかりを


採用した生き方では




そしてそれが固定化されて


変わることが出来なくなったら




本人もいつか詰んで、傷つくし


周りも不幸にするだけで


何も良いことは生みません。


悪循環にはまるのです。


父母のように。




凸凹人の


時期が「ずれて」やってくる


嘘をつくという発達段階にも



手を抜かず


向き合って


時に体当たりで


伝えることが必要だと




つくづく、思います