境界から見る景色

はじめましての気持ち

今最も会いたい友




今最も会いたい人は


昨年、ターミナルの父の在宅介護の事で、


頼る事になった


学生時代の友。


------------------------


学生時代は同じグループで


一緒に帰る仲だったし


旅行も何度も行った


就職してからも


付き合いはありました。



でも、今思えば 青かった。




何があった訳ではないけれど


それぞれ違う世界を生きるようになって


自然に心は離れ


疎遠になっていきました。




要所の 結婚・出産などのお祝いには


皆んなで集まったし


一度、子どもを連れて新居にもお邪魔した事もあるし


グループ皆んなで集まれたランチ会が、その後、2回ぐらいあったかな・・・


皆んな、それぞれの理由で


忙しく、


余裕もなく。



子育てがひと段落したら


介護が始まるし、


同じ地域に住んでいても


ほぼ、年賀状だけのお付き合いになって


最後に会ってからも


5年程経っていました。




正直、父の事で頼る時も


それがきっかけで、もう一度距離が縮まるとは


思っていませんでした。


------------------------



介護に詳しい友に、訊ねたい事が


たくさん、出来たけれど


でも、友はフルタイムで仕事をして


なおかつ家庭を回している彼女の生活を思うと


しっかり時間をとって貰う事になるだろう

私のお願いは



疎遠になっていたのに 図々しく、


申し訳ない気がして


声を掛けていいか迷っていました。




この先はblogに書いたので割愛しますが


運命的なものを感じる


再会になりました。



父がきっかけで


もう一度繋がった縁。


父が繋げてくれた縁でした。



------------



とてもハードな職場で


ハードなシフトをこなしている彼女を


理解しています。




その中で、友は大切な休みや


仕事が終わってからの時間を割いて


会ってくれた。




父が旅立った後、最も会いたかった人


でも、その存在


そのイメージだけでも


そのイメージが心の中にあるだけでも


人って、支えられるものなんですよね。





友は、我が家の実情を、


学生時代から 多少、知ってる人だった・・・


というのもあるけれど



アンテナにピピっときたのは


勘、でした。



その後、父が旅立ち、


彼女が知る以上の事情が


私に起きて


異常さがぶちまけられていた時も




勿論、本当は会いたかったけど



自分をある程度


コントロールできるようになるまでは


彼女とは会わないでいようと決めました。




父の旅立ちから、3ヶ月経って


やっと会えました。




その時は


自分を抑えて、


感情を抑えて


あった事を語ったのみでした。




何故なら、


お世話になった礼儀だと思ったから。



お礼を兼ねて、誘った食事でした。


------------------------



友と疎遠になっている間に



彼女も、巡り巡って


私と似たようなものを


大切にして生きようと決めて


勇気をだしていた事を、直ぐに感じました。




互いに共鳴しあった事も、感じていました。



ただ


今まで疎遠になっていた間柄で、


突然、その空気をぶった斬って


私の都合で


教えを請うた関係だったから・・・


境界を意識して


自立していることが必要で、


より、自分を戒めていました。





私は、縁を感じたけれど




私と「続く」を


選択するかどうかは


私が決めるターンではなく


彼女の方にあると知っていました。





ブログに書いているので


間を端折って書きますが




結果、続く、は叶いました。


再会は、始まりになりました。



礼儀だと決めて会った時


次の逢瀬の約束は


友から誘われました。



その時に初めて、


父と家族に起こった詳細と


見えている視野と


感じている今を


率直に


素直に


ありのままを、表現しました。


初めて、あんなに


他人の前で泣きました。



友が途中で、涙ぐんでいた事も気付きました。




今回の事で


友に、私が出来た恩返しは


それだけでした。




そこから、友が、続くを選んでくれた。



きっと、あの時、


私の中から溢れたものの中に


に響くものがあったのでしょう


共鳴ってそういう事


循環ってそういう事



私の吐露が


私のありのままが


友を少しでも自由に


楽に、していたらいいな。



ほんの少し、支えるものに なるといいな。




きっと、まだ、


私が知らない彼女の人生に


似た苦しみや、孤独、悲しさが


あったんだな。






今回は


私が受け止めて貰った。


でも、私も、いつか


恩返しができる時が、あるのかも。




--------------------------------




続くが、始まったと確信し


それは揺らがないけれど


なかなか、会えない月が重なってゆく。




それでも


次に2人で叶えるコト、


訪れる場所は決まっているから




楽しみに


その日を心の拠り所にして、


頑張っている。


私は・・耐えている、ともいえる。




こんなに


あっという間に


会わない時間が過ぎてゆくけれど




それでも、


心に根を下ろした存在は


遠くに感じない。



ありがたいな。



辛さへの共鳴だけでなく


これからは


私達が感じる


ありのままの


ささやかな幸せ・喜びを


大切に・大切に


旅立つまで一緒に分かち合ってゆけたらいいな



おばぁちゃんになっても


お茶飲み友でいたいね〜って


言ってくれた友。




心が、もう一度繋がる再会ができて


嬉しかった。



心尽くして再会してくれて


ありがとう。



生きよう!