境界から見る景色

はじめましての気持ち

地球へ・・・

心の特別枠に入っていた作品


漫画家・竹宮恵子が月刊マンガ少年に連載していた長編SFコミックを劇場用アニメ化。


SD体制と呼ばれるエリート支配が行われていた未来の宇宙。14歳の成人検査で"新人類ミュウ"と判定された少年ジョミーを、ミュウの同胞が救出


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人生で初めて衝撃を受けたアニメ映画


確か小学3年頃だった。



動いた気持ちが大き過ぎて




この感覚は何なんだろう???って


初めて感じた感覚に、戸惑い

持て余すほどでした。




好き、とかを超えてて


切なくて


苦しくて

泣きたいような


どうしても表現ができなくて


なぜ、こんなに惹かれるのか???


なぜ こんなに大切に思うのか???





理由もわからないまま、


とにかく


心の大切なところに


置き続けたアニメでした。



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20代終盤、


怒涛の人生の棚卸しが始まって


自分を知ってゆくしかなくなり




手がかりにしたのが


強烈な印象を持った、


人・動物・本・映画など


自分の「心」が動いた瞬間でした。




ある時、


そういえば、と、もう一度、


『地球へ・・』を手に取り、


何がみえるか感じてみました




そこには


幼い自分が


言葉にできないまま


抱えていたものが

みえるようでした。


あの頃から


こんなテーマをずっと、


抱えていたんだな・・・と





『地球へ・・』の根底に流れるテーマは


この世でいう、マイノリティの人生でした。



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私は、人の中で、


自分を隠して過ごせる器用さがありました。


華やかな、場所にいたと思います。


最近ではスクールカースト、という言葉があるようですが、カースト上部にいたと思います。



なぜ、降りられなかったんだろう。


気がついたらそこにいて。




本当は、


自分にも、

自分の居場所にも


違和感を持っていました




異端になる事を恐れたんでしょう




時がすぎ



棚卸しも、ほんのひと時、ひと段落して



少しずつ、


自分らしさを見つけてゆき





ギリギリで



子を持ち



凸凹育児でドタバタが始まって



もう一度振り返ってみたら


『地球へ・・』のテーマは


まさに凸凹人のテーマでもあったなと、


知るのでした。




ずっとこのテーマを

境界に生きて、見つめていました



きっと、私も、


器用だったけれど、

時限爆弾付きの、

凸凹人間だったんでしょう