境界から見る景色

はじめましての気持ち

凸凹君と英語❸インターナショナルスクール編




英語環境の学校=インターナショナルスクールは、


日本では一部の文科省認定の一条校を除いて、


大半が「各種学校」=フリースクールです。


日本では学歴になりません。



インターナショナルスクール( 以下インターと略します) によって、


取り入れている教育プログラムがあって、


例えば、凸凹息子が通ったスクールは

ケンブリッジプログラムを取り入れていました。


その取り組みが一定基準を満たしていると判断されたら、


そのスクールは「国際バカロレア」という国際的な認定を貰え、


すると、


バカロレア認定校からの受験を受け入れている、世界各国の高校や大学へ、受験できる事になります。


でも、通常、日本では

インター卒は大学受験資格をもらえません


あっても、

受験できる大学はとても限られていました。


日本で話題になった皇室の女性とご結婚された彼は☝️

カナディアンスクール卒だと初期に何かで読みました。


あぁ、あそこか・・・と。


彼は、カナディアンスクールで中高を過ごし、

IB受験を受け入れている私大へ、進学したわけです。


日本の中学の卒業資格は無いはずなので、

基本、日本の高校受験資格はありません。


IB受験を受け入れている私立大学もしくは、独自の基準がある私立大学だから、入学が許可されたわけです。


高校卒業資格については

こんな事がありました。


単位制高校がインターからの編入を2年次から受け付けていて、発覚。問題視された事がありました。


ルールに反すると。


その時、国は「インターから単位制高校に入学を許可する場合は、一年時からの入学とする」と通達を出していたので、


中学がインター卒の場合でも


絶対に日本の高校に入学できないわけでは無いし、日本の高校卒業資格が得られない訳ではないようです。



なので、


インター卒でも、

インターに通いながらでも、


日本の単位制高校に入学して、卒業資格を取ることは、不可能ではなく、可能なはず。


ただ、


公立の高校は、無理だと思います💧


高校は「義務教育」ではないので、


国が決めた基準を満たしている事が必要になります。インターはそれを満たしていないからです。


ただ☝️


大学受験については、


これからは変わってゆくでしょう。


通常の日本の高校も、


どんどん国際バカロレア認定を受け

IBプログラムのコースを開設し、

卒業生を出し始めています。


何故か????


何故なら、今後、

IB受験ができる日本の大学が増えるからです。


皇室の女性と結婚された彼、K氏が、

進学したやり方、その制度を、


採用する大学が増える・・・という事です。


インター卒でも、


海外に行かなくても

国内で受験可能な大学が増えるわけです✨



凸凹息子も迷いました。


このままIBプログラムで進んでいくか?

日本の通常カリキュラムでいくのか?


日本の高校のIBプログラムももちろん

英語で全教科が行われます。


IB受験というのも、

日本の受験スタイルと違います。


IB受験は、最終学年で3回チャレンジできて、

そのスコアで、行ける大学が決まる形です。


「あなたのスコアならこの辺りの大学が🆗ですよ」、という感じです。


日々の学校での取り組みがそのまま試験に繋がってゆくイメージで


日本で言うところの期末テストの延長の感じだと思います。



本番に弱い子どもや

運も作用する1発勝負の受験は嫌!、と

思う子には向くと思います。


凸凹息子には、IB受験のスタイルは

正直、かなり合っている気がしたのだけど



私達が迷って選択する以前に、

受け入れざる得ない現実がやってきて


背中を押されるように

日本の中学校に戻りました。


もう一度、選択のチャンスが高校受験で巡ってきた時に


①日本の高校のIBコースにするかどうか

②インターに出戻りIB受験をしてゆくか


迷いました。


が、結局、そのどちらでもなく、


凸凹息子の本人の意思で

日本の普通科の高校になりました





で、です。


以下が👇今日は書きたかった💦


前置きながーーーーい💦



実は


インターナショナルスクールでもなく

全日制のIBコースを持つ高校でもなく


今は、単位制の高校の中に☝️


月曜〜金曜の通学型の『インターナショナルコース』を持つ学校が生まれています❗️



全日制の高校のIBコースは、


少し受験が難しかったり・・・

不登校気味で出席日数が足りないと

受験はまず無理だけれど・・・


単位制のインターナショナルコースは


可能です✨


国際バカロレア認定を受けていない

IBプログラムを実施していない、

自由なインターナショナルコースの利点は


こなさなきゃいけない英語のカリキュラムを

持っていない事❗️


独自で教育を組んでいて縛られていないんです。


英語環境の中、

自分のペースで進んでゆけるわけです。


本人が始める気さえあれば、

全く英語が出来なくても通えます。


まだ知られていないのか


私が見学した学校は


入学すら、入りたいです!と手を上げた子の

早い者勝ち?な感じでした。



私は、このコース・・・


向く子、興味がある子、には



今までと世界を変えるチャンスになる

今はまだ、見出されていない「穴場」と


感じました。


私が知っている単位制の高校の事なので

他は違うかも、だけど💦


他の所も似ていたら可能性はあるはず


①先生が海外の方で、(これ重要!)


②子ども達も穏やかで明るく、


③自由で、こじんまりとして、アットホームな

 

学校でした


規模は少しだけ小さいけれど、


単位制『通学型』は☝️


全日制と同じように月〜金通えるキャンパスがあって、同じようにクラスがあって、


全日制高校とこなすカリキュラムが違うだけで、


全日制高校と同じように、日常は、普通に授業があり、行事もイベントもある、


活動的な高校生のスクールライフです。


インターナショナルコースに在籍しても

高校の卒業資格も、とれるようになっています


そのインターナショナルコースを


一行でイメージを書くと・・・


国内で、『海外留学』ができる感じです☝️


随分昔に「駅前留学」というコピーが流行りましたが、


その何倍もの充実度で国内留学体験ができるでしょう。


国内留学している3年間で

英語力をマイペースにつけてゆき


受験・進学してゆく事になるのですが、


英会話は、そこそこできるようになるし☝️

英語の教科の受験にも有利です☝️


大学進学をしなくても、

どの方向の専門学校へ進んでも・・・


もし就職をすることにしても・・・


「英会話が可能」はプラスアルファです☝️


ちょっとの武器になるはずです。


二刀流、ですね。


今はどこで働くにも海外の方がいるので、

その仲間とコミュニケーションが可能な存在なら、採用者側の目線なら、無駄になる経歴にはうつらないはずです。


そのコースの卒業生の進路を教えて貰いましたが、

海外留学する子、外語大学に行く子も、3分1ほどいました。


普通にそこそこの全日制高校に通っていても

頑張った末の進路だと思います。


特化して学べる環境だから逆転が可能なのではないかな。


今、単位制高校はどんどん進化しています✨


選ぶ子どもも、多様化していて自由です。


通常の学校制度が苦しい子達や・・・

中学で何らかの傷を負った子も、


多く選択していると思います。


だからこそ、優しい子が多いです。

安心感が違います。


単位制のインターナショナルコースは


特に、勇気を出してきた子が多いんだろうな、と感じたのは


そんな中、多くの子が「My name  is (自分の名前)」


くらいしか英会話はできないけれど、

入学を決めて、来るんです。


勇気しかないですよね。

希望しかないですよね。


でも最初は怖かったはずです。


そこの先輩が「俺は頭はよくないけど、努力はできるんだよ」って言ってて


かっこよかった。


その先輩は、言葉通りにMy name  isから始まって2年半で海外の大学の試験に合格して、


皆に祝福されていました。


つまずいて、自信を無くして入学しても


人生逆転して


生き生き、皆んなと仲良く

楽しそうにしている生徒を見て


体験授業に参加した私も


親目線で、嬉しかったです。


体験授業の時、凸凹息子をお世話してくれた

その高校3年の先輩達が


とにかく仲が良くて✨


印象的でした。


①気配り上手で爽やかイケメン人気者キャラ←海外留学が決まった彼です。将来有望の匂いしかしない人だった


②見た目も喋りもお笑い担当キャラ←掴みから面白い🤣英語で自己紹介するところを中国語で話し始めて、笑いをとって和ませてくれた


③ちょっとヤンキー風・一見クールで危険なキャラ←緊張している凸凹息子に、さっと肩を組んで仲間にしてくれた、優しい人でした(カッコイイ    しかもそのキャラで最上位クラスで流暢に英語を操っていました



この3人の先輩が、


全然っキャラクターがバラバラッなのに、

すごくいい感じに、仲が良くて・・・


見ていて、


あぁ、この全く「違う個性」の人が出逢っても

こんなに仲良く繋がっているのは


その学校の、このコースが育んだものだ、と


直感しました


凸凹息子がお世話になったインターでも

感じてきた事でした。


きっといい学校でしょう。



その単位制インターナショナルコースを見学・

体験したら


目が醒めたというか、


凸凹息子が、


既に見学・体験授業・個人面談オール済みの、全日制高校のIBコースより(学園長がちょっと・・・いやかなり、アレな人だった💧)


その単位制のコースの方が合っているな〜と


余計なものを脱ぎ捨てて


最終的な候補として迷ったのは

その単位制高校のインターナショナルコースでした


結局、凸凹息子は


通っていた大好きな中学の同系列の高校に

そのままエスカレーターでいったので、


ご縁はなかったけれど💦(ちょっとだけ残念。ここで過ごした凸凹息子もみてみたかった学校でした)



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生徒には


ちょこちょこハーフさんもいて

仲間にも多様性があります


そのメリットは、


同調圧力が軽くなるし


お互いが「違い」を配慮しようとする空気が

生まれる事です。



先生が海外の方だというのも重要で☝️


良い加減に、いい加減、だし(笑)


それにつられて、サポートの

日本人スタッフも、いい加減になるし(笑)


その『良い加減さ』は、


苦しんだ子どもにとって、救いにもなるはず。


日本の学校のように、


「できない事」を責められる、という空気は

まず無いはずです。



海外の先生は、

境界がはっきりしているんです。


生徒ができない事に、

過剰に責任を負わない、とも言え、


個を人として尊重している姿勢でもあるはずです。


デメリットは、


本人のやる気にかかっているという感じでしょうか。


お膳立てして、手を変え品を変えして、何とかできるようにしてやろう!という


日本っぽい感じはありません。


私には、ある意味


人が人を尊重する自立したモデルに感じ、


これだ!と思いました。


日本人にはあまり見受けないし

難しいスタンスでしょう



凸凹息子にとっての最大のメリット、


海外の先生達の、

ありがたかったポイントでした。


できなくてもイライラされる事もなく

見下されない。


違う事を考えても表現しても面白がってくれる


ひたすら、ニュートラルに

「君はどう思う?」

「わからない事は聞いて!」と投げかけられる。


サバサバ〜っと


感情に敏感な凸凹息子にとって

この「人の在り方」が、どれだけ救いだったか。


自分のペースを信じて歩いてゆける時間を

インターでは貰いました。


凸凹息子の伸び方も階段を上がるように、ではなく


日本の先生や教育方法だったら傷ついたはずの

凸凹君らしく個性的な伸び方だったけど、


問題にならなかった。


計り知れない恩恵でした。


多分、小学校、中学校と

傷ついてきた子にとって


そういう先生方の態度に出逢えたら


新鮮で


肩の荷が降りるように

解放される気持ちになるかも。


(もちろん、全員の海外の先生がそうだとも、いい人だとは言いません。ただ、例外もいるけど、傾向として生徒への接し方に共通点があり、文化として持っているものなのだろうな、と感じます。)


その上で


チャレンジできるチャンスがあって

サポートされる環境があるって・・・


かなり稀有なはず


あと、


3年間、海外の高校に留学するより

3年間、インターナショナルスクールに通うより


かなり・・・お値打ちです (コッソリ


でも、


成果は上がるはず。

心も癒されるかもしれない


そういう環境に思えました。


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凸凹息子が、インターで得た恩恵は

深いのだけど、


まだ、彼は理解できていないと思う。


比べるものがないからです。


ただ、そこで成長してくれた。


子どもの頃の恩恵は、

今は意識できなくていいのです。


でも、


一度傷ついた子ども達は


恩恵を感じ、理解するかも。


それも、素敵な事で

後に絶対に活かされる実感になるでしょう。






インターナショナルコースでなくても

どこでも良いのです



その子にとって


日本の中で


生かされる環境に出逢う事

救われる環境に出逢う事


そんな出逢いが


1つでも多く、生まれる事を願っています