境界から見る景色

はじめましての気持ち

凸凹君と仕事❷





うちの会社が、和の複合施設に関わってから、


発達の凸凹に関連する人と、繋がりが増えました。




親の会、ではなく


支援に回る側を、考えている方達です。


物件を探す、過程で繋がったわけです。





凸凹息子を持つ親である旦那にとっても

他人事ではないのと


コンサル業が主なので


繋がる方へは、真摯に対応しています。



自分が提供できるものは何か???と

考えるチャンスを、旦那は貰っています


私達にとっても




人生の一部となった視野なので、

ご縁なのだろう、とも思います



-------------


起業しようとされる個人の方は


全て凸凹君の親でした。


いて欲しい場所にいてくれたらありがたい存在の方達✨


頑張って欲しいな〜と思うのに


児童支援サービスの放課後デイなどは、


☝️物件のガイドラインや

☝️立地の規制が


かなり出来上がっていて


それを満たす児童福祉施設を立ち上げようと思ったら、


ある程度、資金力がないと立ち上げにくくなりました。


即ち、理念を持った個人ではなく


企業や老人福祉施設を運営されているところがが参入する事が多いのです。



いい面も


悪い面も


もちろんあって


簡単に参入して、補助金目当てで

子どもを食い物にする黒い人達から、


守る仕組みになっているとは思います。


それは確かに譲れない部分なので仕方がないとも思いますが


理念がある、心がある個人の参入は

ハードルがめちゃくちゃ上がったのは残念💧


温かく、心ある人達がいて、子にとって大切な心の拠り所になる支援施設が理想だけど・・・



実は


参入している新規のデイの中には


凸凹君達への理解も、興味もないスタッフが


多くいることを


肌で感じてきました。


なので、利用するにあたっては

施設選びはよく見て、が大事☝️だと思います。



ドライな居場所を作ってゆく流れには

少し残念な気持ちですが


今はそういう時期で、

次にまた成熟する段階がくるのでしょう。


実際、これを憂いた凸凹君の親が、デイの

フランチャイズ化をして、


スタッフの理解・教育

に力を入れておられる動きも出ています。


探しにくくても

求めたら、心ある人には繋がるはずと


信じます。




-------------




そういった、


凸凹子ども育児の経験を活かして、

サポートする仕事を立ち上げる発想ではなく



今育てている、凸凹子どもの未来の居場所を

創造する気持ちで


親が、小さく起業する、


そういうのも

アリではないかな???


って思います。


凸凹君を育てた親が


過去の凸凹君達に、

あったらよかったのにな!と思うような


児童デイや

学習塾や

フリースクールを運営する希望を持つのは、


流れとして気持ちはとても理解できます。



それと同じぐらい


自分の子どもである凸凹君が

将来、働ける居場所を


親がまず小さく運営して維持してゆく


そういうのも、今を生かす一つでもあり

社会貢献にも繋げられるのでは?と考えます。


だって、理解ある経営者が増えるって事だから。


実は私達も、考えています。


そこを継いで欲しいと考えるわけではなく


凸凹息子が何かあった時に、所属できる仕事を維持しておきたい




息子がお世話になった児童デイは


心があるとても素晴らしい先生方のいる

場所でした。幸運だったんです。


学校と、家以外の 大切な

社会に繋がる「居場所」でした。


心が所属できる、居場所になってくれました。


それの、大人バージョン???かな



自分も所属できる

社会に繋がっている居場所が


身近にあったら


あるだけでも


勇気や安心感に変わる気がします。







将来凸凹息子に必要のない仕事なら


全然いいのです。


畳めばいいし


もしくは


世に紛れて働くしかなく


苦戦しているグレーゾーンの凸凹さん達の

1人にでも、働いてもらえたら


本望だなと思います。


私達が、そういう目で繋がれたらいいし

応援できたらいい


小さくても


一番リアリティがあって私達には等身大の

選択かなと思います。





こんな事がありました。


まさにご縁だなと思った方です。


発達の凸凹に関する何かを立ち上げたいと

相談があった方へ、


旦那がお会いして、話を聴いてみたら


とても有能なシングルマザーさんで

フルタイムの正社員での仕事と

凸凹子育て(今は高校生) 、家事に2つのバイト

そろそろ介護も入ってきそうで、親の経済も背負っていました。時間も資金も今は全く余裕がなく、


まず、今、希望している規模で立ち上げるのは無理だろう、というところから入ったそうです


気持ちを整理してゆくと


一番最初に動き始めたきっかけが、


自分が働いている職場で、自分には凸凹さんだとわかる人が採用されたけれど、あっさり首を切られた事が発端だったそうです。


(あぁ、自分の息子もこんな扱いを受けるのか)と

ショックだったのだそう。


凸凹息子さん達の将来の働く場に不安が募り

動き始めた、という事でした。



相談に乗っていた旦那の助言はシンプルでした


❶大学に行かせると決めているのならまずは大学資金が優先

❷フルタイムの仕事以外に掛け持ちしているバイトをやめて、仕事を移行する時間を作る

❸あなたの得意分野で小さく起業する


それを少しずつ広げて行けたら

息子さんの居場所も作れるのでは?と


それが一番の「願い」なのでは?・・と。



その方は、1年間、超多忙な中、時間とお金をを割いて起業支援講座を受けていて


その色の空気に飲まれてしまっていたようでした。


ハッと気づいたその方は


「・・・夢を見ていました。」と


意識を切り替え


サイトを作る仕事を受けるためのホームページを作成して


『仕事があれば紹介して下さい』と

送ってきたそうです。


早くて綺麗な仕上がりだったそう。


今、正社員で働いている職場の自分の分野だそうです。無理が無いですよね。


親が得意な分野は子も少なからず受け継いでいるものなので、多分、多少沿った選択になっているものだと思います。


その方は、まずは、副業で


今までやっていた掛け持ちバイト2つ分を

賄う覚悟で始められました。


ここから始まって、

最初は苦戦するかもだけど


その方ならば、繋がって、繋がって、きっと

小さな居場所を作るでしょう


切実だからこその力で


お金を儲ける為だけ、ではなく


心はもっと深く


未来を見ています。


起業支援講座で描いた夢も素敵だけど


この方の、この選択も同じように素敵でエールを送る気持ちです。




-------------



こういう切実な起業が


小さく


転々と


日本に花開くといいなぁ✨


そして、


何かの仕組みで繋がれたら


また、面白いかな